たとえば明日とか

たとえば明日とか死ぬ

呪いはとけた

わたしにはしあわせになる権利がある

知らなかった。本当に知らなかったのだ。

どうせこんなバカみたいな顔をした馬鹿な女はその辺で野垂れ死ぬのだろうと思っていた

十数年間でそういう呪いにかけられた

体も売ったし誰彼構わずセックスしてズタボロの恋ばっかりでもう死のうと思っていた

だってわたしは間違っていて、いらない人間だし

5年くらいかかったけどようやく呪いは解けたみたいだ

しあわせになってもいいんだと思う

寝ている松田さんを隣で見るとか、吐かずにご飯を食べておいしいなとだけ思えるとか、そういうのしあわせなんだな

どうせ失うだろうとかどうせ不幸になるだろうとかもう思わなくていいかなあ

母親のことあのババアって笑って言えて嬉しかった

笑ったのはちょっと嘘だったけどこれから本当に笑っていられる気がした

今度はちゃんと前だってわかるし、もう大丈夫かもしれない

だから今日も明日も泣かないで進むんだよまなちゃん

(前に違うブログに書いた呪いはとけないという話の続きみたいなやつだな)

 

2018年について

1月

激ヤバサイコパスの彼氏と別れるかもしれないというストレスから突発性難聴になる。

面接も受けられないため、歯学部受験を断念し、表参道の歯科医院で歯科助手として働くことを決めた。案の定1月25日に激ヤバサイコパス破局

2月

表参道の歯科助手という肩書きを振り回し、ティンダーでセックス無双をしていたところたった2週間ほどで王子様願望のあるヤバ小学校教諭に引っかかり、無事しあわせな誕生日を迎えたものの、新彼氏に日々えもいえぬ気持ち悪さを感じ始める。

3月

歯科医院の従業員全員がばっくれに近い形で辞職したため、わたしも脱兎のごとく辞職、看護学校を受験する。さらに友人、ヘキサゴンに新彼氏を会わせたものの超つまんないじゃんと言われ別れを決意。3月11日に破局。誕生日にくれたお高い指輪は金欠になったので売りさばいた。

新生活が始まる予感などそっちのけでまたもやセックス無双モードを開始する。

4月

看護学校に入学、ハプニングバーで働き始める。

エロ(バイト)セックス(プライベート)勉強エロ(バイト)セックス(プライベート)のリズムに疲れ確実にメンタルを蝕まれる。

5月

わたしと同じような具合に目が死んだ男と出会い、オーバードーズを覚える。アホのように毎日毎日薬を飲み続けぐらぐらしながらもなんとな生活を続けた

6月

ハプニングバーの上司の縄モデルを始めたらよくわからないうちに勝手に好きになってしまった。死にたい不毛な恋愛はじまり。さらには身の危険を感じ、目が死んだ男との縁を切ったら余計に死にたくなった。

7月

相変わらずオーバードーズしながら日々を過ごしていた。人生初の乱行パーティーに参加したものの、腹パンマンと大喧嘩をし泣きながらタクシーで帰宅、一生乱行パーティーなど行かないと誓う。好きな人にまなちゃんは手切ったりしちゃだめだよと言われ、ヤケクソになって人生で初めて手首を切る。ズタボロな夏休みのはじまり。

8月

もちろん学校の宿題など手もつけず毎日オーバードーズをする。エロエロ縄エロエロといった具合で毎日エロに囲まれていたらすっかり躁鬱になった。精神科に行こうと思い立ったものの、行く途中、到着後、帰宅時の三段階でゲロを吐き散らし、死のうと決めた。

9月

学校が始まったものの、行こうとするとゲロを吐くので休学することに決めた。好きな人に一度目の告白をするも振られる。遺書も書き終わりいよいよ死ぬな、という状態が続く。好きな人の誕生日当日、先輩が連れて行ってくれた飲食店で松田と出会う。

10月

好きな人に二度目と三度目の告白をし当然振られたので諦めて早く死のうと決め、相席屋やパブスタに入り浸りお酒やセックスにごぼごぼ溺れる。腹パンマンと仲直りし再会したものの殴られることなく終わる。つまらなかった。松田と一度目のご飯に行く。

11月

松田となんやかんやで付き合い始めたところ、メンタルが驚きの回復をみせた

毎日野菜や肉をうまうまと食べるただのしあわせ馬鹿になる。

歌舞伎町の飲み屋でふたつめのバイトを始めた。

12月

クリスマスやら松田の誕生日やら引越しの準備やらで何かと追い詰められている。

しかし毎日大変幸せである。完全に平和ボケしたつまらない女になり下がったという自覚はあるがそれでも構わないと思っている。

 

さて、1年間色々あったなあ〜〜

気づけばこのブログをはじめてもうすぐ1年経つ。はやいね!2018年、おおよそ死にたいとばかり思っていたしもはや闘鬱ブログになってしまったがとりあえず生きのびてよかった

来年は引っ越しや看護学校再開からはじまり、まあきっと色々あるだろうが2019年も生きて終わらせるぞ〜!がんばれまなちゃん!今年このブログを見つけて読んでくださった読者の皆様どうもありがとうございました。増えていく閲覧数も星も本当に嬉しかったです。来年もよろしくお願い致します

さよならふしあわせ

わたしはきっとつまらない

これからつまらない。

不幸だったから面白かったんだよ

これからもっと不幸になってくださいというDM、今でも思い出す。あの人は正しい。

不幸じゃないわたしはつまらない、書くこともつまらない。

つまらなくなったと言われるのは悔しいし悲しい、でもそれでいいじゃないかとも思う

世の中には人生を削るみたいに文を書く人がいる

(中村うさぎとか)

しかしまあああいうのは才能で、たぶんだいたいのひとは人生を削るみたいな文を書いていたら本当に大事なところまで削れていって死んでしまうのだと思う

それならわたしはつまらなくていいな

久しぶりに近所のノーセックスさんに会った時、べろべろの彼がお前はつまらなくなったけどそれでいいしそれがいいんだと言った

もちろんつまらなくなった自覚はあるので、しばらく刺さって苦しかったけどなんとなく収まるべきところに収まって、ずいぶん楽になった

不幸だったクソブログの読者様がどうかはわからないが、この世にはつまらなくなった、ただのしあわせな20歳のわたしやかとうまなを喜んでくれる人がいる。

だからもう安心してつまらなくてしあわせな20歳になろうと思う

これからも母親は夢に出るだろうし(生霊かよと思う)眠れずに迎える朝があるだろう

だけどまあきっとなんとかやるよ

こんなクソブログ続けてきてよかったな

死にそうだったとき、コメントや星に何度も励まされて生きてきた。ありがとう不幸好きなのか物好きなのか知らないけど読者様

今日も明日ももう泣かないで生きるんだ

さよならかわいそうで不幸せなまなちゃん

 

あ、やめるみたいなテンションで書いたけどやめないよつまらなくなっても文章を書くのは変わらずに好きだ

 

今日の朝死んじゃおうかと思ったけどやめた

今日の朝死んじゃおうかと思ったけどやめた

松田がわたしより苦しい顔をしたからやめた

いつも通り朝6時過ぎの新宿駅で、わたしは家に帰ってズタボロだったときと同じようにオーバードーズして首でも吊ってやろうと密かに思った。

それなのに松田がわたしをズタボロにしてくれないから、どうでもいいものとして扱ってくれないから、死ぬのをやめてしまった

わたし今日絶対面倒くさいから家に帰る、という、もうすでに面倒くささで満ち溢れた一言に松田は嫌だったらいいけどしんどいならうちにいたら?と言って、結局ホームでも帰り道でもぐずぐず泣く面倒くさいわたしを家に連れて帰った

家に着くと死なないならいくらでも困らせていいとか、しんどい時はしんどいって言っていいんだなどと言われたのでいよいよ本降りで泣いて、しばらくぼんやりしてからもうぼろぼろになる愛は嫌なことや松田は正しい愛情のやり方をするから好きになったこと、それから死なないように頑張るとこたえた

松田は不安なのか眠いのか疲れたのかわからない顔をしていたけど、満足気な顔をして頷いて、それなら頑張ろうと思ってたけどもう二度とまなを殴らない、俺は殴らないやり方しかできないけどいい?と聞いたので、それでいいと返した

ずっとズタボロでいれば同じようにわたしをズタボロにした母親のやり方が正しかったのだと思えるけれど、松田はわたしをズタボロにしないし、正しかったから、今までが間違いだったことに気づいてしまった

だからもう間違ったままではいられないのだと思う

間違いだった今までを真っ向から否定する強さもなければ間違ったまま生きるほどおちられないわたしはやっぱり強くなって今までを否定しなきゃいけない自分を肯定するしかないのだ

頑張るわたしを見守ってやると松田が言ったから、いつでも心配してご飯に行ってくれる数少ない友人がいるから、だから頑張る

なにもかも踏み台にしてすすめ!まなちゃん!

 

 

はやくしんでしまえ

好きなら殴ってよと言ってしまえばいいのか

向き合えないほどには正気を失えなくて逃避してしまうほどには正気でない。

1ヶ月前、暴力断ちをすると言ったら松田さんが嬉しそうな顔をした。この人が喜ぶなら頑張ろうと思ったのに殴られなくなった途端、自分を人であると認識した途端、母親の夢ばかり見るようになった。

鬼の顔をした母に追いかけられる夢、お願いだから死んでくださいと泣きながら伝える夢、何度も何度も繰り返し見る。

何度見ても慣れなくて何度も何度も死にたくなる。あと何年、あと何回、あんな夢を見て泣いたらこんな地獄みたいな日は終わるんだろうか

人にも自分にも優しくできなくてどんどん追い詰めて追い詰められてもうなにもかもだめになる

いつかそうやって自分の人生も終わらせるのだと思う

母からも昔からも逃げられなくてこのままずっと逃げ切ることもできない。もう終わらせてしまいたいのにちょっとだけ生きられる気がしている自分にも嫌気がさす

早く死んでしまえよ

どうでもいいから野菜スープの暴力受け取っておくね

愛ってなに?

なんだかもうよくわからないことばかりずっと考えている

おととい、風邪をひいた

そこそこに酔って松田さんの家に行って倒れるように寝て起きたら喉が痛くて、急に熱が上がった。直前でバイトを休んで、家で寝ていてと言う言葉に甘えて松田さんが野菜スープを作る音を聞きながら狭くて苦しい感じの睡眠を繰り返していた

スープを少しだけ、あと薬を飲んでまた眠って起きたら真っ暗で部屋にはわたししかいなくてさみしかった。ただ苦しいとさみしいだけが頭にぼやぼや浮かんで涙が出てきたから何にも考えないようにまた寝た。

いつも通り風邪の夢を見て、次に起きたら松田さんが出かけにセットしていったであろう洗濯機が動いている音がして、もうすぐ彼が帰ってくる時間になっていた

しばらくうたた寝を繰り返して曖昧な時間を過ごしているとドアの開く音がして1人きりの時間が終わった

わたわたと栄養剤やプリン(全く覚えていないのだが電話でプリンが食べたいとのたまったらしい)を冷たい手で差し出して冷却シートをおでこに貼る松田さんを眺めていたらまた涙が出てきて、弱った人間は嫌だなと他人事みたいに思った

薬をもう一度飲んだら少しからだが動くようになったのでシャワーを浴びて、彼が作ってくれたナポリタンを食べてまた寝た。

愛情ってそういうことなんだろう

風邪の日のスープとかプリンとか、そういうのを愛情って言うんでしょう

相手の手に残る殴った跡とか、次の週まで残る痣とか、そういうのは愛情って言わないんでしょ

泣いちゃいたいな

''普通''の愛情をこんなにもらったのに、それなのにまだ、痛みやくるしさを愛情だと思いたい自分が悲しくて悔しくて泣いちゃいたい

もうちょっと、あと少しだけ頑張って大人になればいつか普通の愛情がわかる日がくるのだろうか

真っ当な愛情をまっすぐに受け取ったり自分の優しさも嘘ものじゃないと思える日はくるだろうか

そんな日がきても今までの自分も他人も許して前なんて向いていけるだろうか

今は全部なんてわからない

わからないからとりあえずスープもプリンも、優しさの暴力として受け取っておくことにする

痛くない暴力だ

こうして過ごしていたらいつかきっと悩まなくなる日も、愛情も優しさも知る日も来る。

だって頑張るし、だからまなちゃんは絶対にもう大丈夫

さて、まあそういうわけで大絶賛体調不良で声が出なくなったのでお前らも風邪には気をつけてね、おやすみ

普通じゃない

わたしは元々普通が好きだ。

高校を辞めた時や風俗で働いた時、経験人数が100を超えた時、それからハプニングバーで働き始めた時にも何より落ち込んだのは普通から外れてしまう、ということだった

自分の望む普通や誰かの希望通り、まじめに高校生活を終えて高学歴だと言われるような大学に入っていたら、今頃大学3年生だった。たぶん、サークルやバイトで少し羽目を外して、お酒を飲んだり飲まれたりしているうちになんとなく3年間が終わっていただろうと思う。

今頃からインターンに追われるようになって、来年なんとなく受かった会社に就職を決めてなんとなく社会人になって、なんとなく出会った人とほどよく付き合って結婚しただろう。そういう人生が送りたかったのに思っていたのとずっと違う人生になった

わたしを囲んだ大人たちから全速力で逃げているうちにすっかり大半の普通も当たり前もなくしてしまった

だから本当に死のうと思っていた。

電化製品も夏の服もほとんど処分して、遺書も書いた。3月公開の映画予告を見ればもう見られないんだなとぼんやり思ったし、冬服を買うたび春まで着られなくてごめんねと心の中で呟いた。

だけどどうやら生きていけるみたいだ

もう普通には戻れないけれど、来年3月に公開するという映画を見られるし薬を飲みすぎて朦朧とした意識の中で死ぬことばかり考えなくていい。それから今年買ったコートを来年も着られる、死にたくないと言ったら生きていていいよって返してくれる人がいる、ただそれだけで生きていてよかったと思う

永遠に終わらないカラオケも24時間営業の焼肉屋もこれから何度でも先輩と行ける。

いつか行きたかった美術館も続きが気になっていた漫画も、全部諦めなくていい。

普通じゃないけどもういいよ生きていけるならもう普通なんて望まないよ

神様仏様読者様どうもありがとういきててよかった

眠いし黒染めが終わるので適当に終わらせましたどうもすみません。今日は元気です。(風邪ひいて喉ガッサガサだけど)