初めて死にたい人に出会った
メンヘラの友達はメンヘラかと思いきやそうでもないのでわたしがいくら死にたい死にたいと喚いても皆様高尚なお耳をお持ちなので余裕でガンスルーなのである
まあ5年間で培われた生きろとも死ねとも言わない彼らの華麗なスルースキルには日々感謝しているのだが(そして実際5年間死んでいないので正解なのだ)たまに本気で死に近い、これはまずいと言うときは本当にひとりな気がしていた
そんな私についに死にたい友人ができた
彼は妖怪クソ漏らしと言う
ティンダーで出会い、何もしていない
昨日3回目会ってきたのだが(2回目はブロンOD)
クソ漏らしはむちゃくちゃ酔っていた
昼12時くらいから飲んでいたクソに17時半に会ったのだがこの世の酔っ払いの面倒くささ全てを凝縮したような様子で新宿駅交番前にいた
みんな死にてえんだよといい男女5人を紹介されたのだが皆今は死にたいよりこの酔っ払いをどうしてくれようと言う顔をしていた
なんとなく彼らとカラオケに行き、とてもついていけねえと思いお酒を飲んだところミイラ取りがミイラになりクソめんどくさい酔っ払いになってしまった
(そもそもわたしは極端にアルコールに弱いうえ少しでも飲むと吐いてむちゃくちゃ楽しくなって寝るのを1時間で済ませてしまうド面倒くさ女なので普段は飲まない)
もっともクソ漏らしはわたしの500倍くらい酔っていたのでカラオケでなぜかむちゃくちゃ迷い3つも下の階でわたしに捕獲され、怖かった〜〜と言い非常階段で抱きしめ合うというわけのわからない酔っ払い2匹になってしまった
カラオケもなんだかんだで1時間半で終了し、バイトまで2時間ほどあったのでいろんな意味で死にそうなクソ漏らしを引っ張ってラブホテルに行った
セックスはしないようごめんな〜〜と落ち込み出すクソにどうでもいいですと言い水を飲んでもらい、ごろんごろんする
死にたいなあーーーと半泣きになるクソと、ああ今日いた人たちこんな結局守られてますみたいな顔した女絶対嫌だろうなあ死にてえなあと思うわたしは死にたい沼にズブズブはまり底に沈殿した
もしかしたら死にたすぎてどっちかはどっちかが作り出した幻想だったらどうします?とか話す
一緒にいたら引きずりあってたぶん死ぬかも、一緒にいない方がいいねとクソ漏らしが言うのでもっと悲しくなってもっと死にたかった
死にたいうちは一緒にいようとむちゃくちゃ色んな意味で酔ったことを言い合いハグときすしてバイトの時間が来たので準備をした
お前言っとくけどタバコくせえしブスだからなと言い出すのでとっとと死ね!と思う
わたしもタイプじゃないのでと反論する
死にたい死にたいと言いながらバイトに向かい明日だめだったら明後日死んじゃおと言って別れる
むしろクソ漏らしがいたら死にたくても生きていけるんじゃないかとちょっと思ったけどバイト先に着いたらお酒のせいでまだ気持ち悪くてやっぱ死にたかった
だけどなんとなくクソ漏らしも生きてるし明日は死ななそうだなとも思った