たとえば明日とか

たとえば明日とか死ぬ

失恋スーパーマーケット

なんとなく痛々しい気持ちなので今までの失恋を考える。

一番初めは高校生の頃、バイト先の先輩だった

ニコちゃんマークみたいに笑う人で、すぐ好きになった。彼女がいることを後から知って奪い取ってやろうかとも思ったけどできなかった。ニコちゃんマークは結果としてめちゃくちゃクソ野郎だったが、その彼女があまりにも良い人だったというのが失恋の原因だなと思う。一度も泣かなかった。

次も同じバイト先の大学生、確かわたしより後に入ったキッチンの男の人だった。背が高くて金マルを(良く言えば)美味しそうに(悪く言えば)ものすごく格好つけて吸う人だった。なんとなくデートしてなんとなく付き合うことにしたと同時にほぼ同棲生活、最強最悪共依存の関係が出来上がってしまい、何十回も別れ話を繰り返してようやく1年経った頃別れた。お互い将来のことを曖昧に甘っちょろく考える子供だったから別れる羽目になったのだと思う。たぶん今までの恋愛で一番泣いた。冷静に思い返してみれば今のわたしよりも年上だったシンジがあんなにも人生を舐め腐っていたことにめちゃくちゃ腹が立ってきたがしかし彼の性癖をだいぶ歪めてしまった可能性があるのでおあいこにしておく

またしても同じバイト先の先輩、元婚約者。顔があまりにタイプで死ぬほど付き合いたくて、彼が就職したあと久しぶりに会おうと取り付けたデートまでに1ヶ月で7キロ痩せるという異例の快挙を成し遂げた。

なんとか付き合い始め、またもや同棲を始めたものの(しかも完全な同棲)わたしの生活への無頓着さと彼のわたしへの無頓着さで度々喧嘩をする。結局1日で仲直りすることが多かったしお互いの仕事終わりにスーパーで買い物をするのは幸せで楽しかった。この頃はアパレルで販売員をしていたため生活面でも精神面でもだいぶ安定していた。そこそこ穏やかに2年ほど付き合い、向こうの転勤が決まったタイミングで結婚を決め、結婚指輪まで買ったにも関わらず初恋の男(次に書く人)の登場により破局。最初のデートとは違う意味で死ぬほど体重が落ちた。かなり泣いたしわたしのせいなのに未だに思い出しては暗い気持ちになる。

続いては婚約破棄の原因、塾講師

高校受験の際通っていた塾のバイト講師。当時は大学生だった。実は元婚約者と同い年。禿げてたけど。好意を伝えたことは一度もなかったが中学生の頃からずっと好きだった。わかりやすくバレンタインとかあげた。先生がいたから勉強が好きになったし今でも会えてよかったとは思っている。婚約が決まったと人づてに伝えたところ、久しぶりにご飯に行こうと言われ4年ぶりに再会した。そこでかとうさんのことずっと好きだったから婚約破棄をしてほしいと言われ、大泣きで婚約破棄して先生と付き合うことにしたものの、めちゃくちゃ禿げているし(2回目)やっぱりブスだなあと思い冷めてすぐに別れる。好きな人は好きなまま思い出にするという技術があのころのわたしにあれば今頃こんなクソブログなど書いていなかった。しかし先生と付き合うという当時最大の夢が叶ったことにより、なんでも頑張れば実現するのではないかという楽観的かつ前向きな人間になったので悪いことばかりではなかった。先生と表面張力の話をしたことを思い出し、グラスに水が溜まるだけで泣いていた時期もあったが、今となってはただ過剰なストレスで泣きたかっただけではないかと思う。7:3でわたしが悪かった。しかし禿げを見て見ぬ振りはできなかった。すまねえ。

婚約破棄と初恋の男との破局に懲りてしばらく恋愛をしていなかったが(言うても3ヶ月とか)久しぶりの恋はヤリチン出会い系男。

夏のはじめくらいに出会い何度かセックスしてセフレになったが、なんとなく好きだなと思っていたらなんとまあ向こうから告白され付き合うことになった。最初はめちゃくちゃ幸せだったが不自然に夜連絡がつかなくなったり、向こうの仕事が忙しかったりとメンタルをやられる要素しかなかったので大メンヘラを発動しすぐに振られた。しかし別れたくなさすぎてプレゼンを30ページ作り復縁。こちらも最初は良かったがまた(おそらくお互いに)浮気を疑うなどしてメンヘラし挙げ句の果てに耳まで聞こえなくなり、もう無理だねと言い合って別れた。そのあと彼の自宅最寄駅で大泣きして駅員室に連行された。今では難聴と合わせ定番ネタにしてそこそこ笑いを取っているのでありがたい限りである。

その後高学歴高収入高プライド男や王子様気取り君と付き合ったりしたが特にこれといって面白いことも振り返る意味もないので割愛。よくよく考えたらそんなにたくさんの人を好きになっていないことがわかり安心した。なんでこんなしょうもないこと書いたのだろうか。眠いんだけど。おやすみ。