先週からエンディングノートなるものを書き始めた
ふと思いついて死んでしまった時にも後悔しないように書こうと思った
退屈な授業の合間に書き進める。延命措置が必要となった場合のこと、臓器提供について、父や母、友人への手紙
書いているとどんどん死ぬのが近い気がしてくる
これを書き終えてしまったら死ぬのではないか、呪いのノートである
最近、記憶力が落ち、睡眠導入剤を飲まないと寝られず、文を書いても支離滅裂になってしまう
え〜〜〜〜死ぬの?
いやマジで死ぬんですよ
現在の自分のメンタルがとっても怖い
こないだ殴られてはじめて泣いた
ドMなのでこれまでもまあまあボコボコ殴られていたのだが、泣いたことは今まで一度もなかった
そんなに強く殴られたわけでも何か言われたわけでもないのに気づいたら涙が止まらずひたすら謝りながら殴られ続けた
まなちゃん自分を傷つけたりしちゃだめだよと言われ首を絞められたが全く意味がわからずこのまま殺してくれないかなあとぼんやり思った
結局体に少しあざができて男の体重がかかったぶんの鎖骨が痛むだけで彼もセックスもわたしを殺してくれなかった
仕事を残してきたから先に出るという人を笑顔で見送ってから不意に、いつか好きな人と入った休憩3000円の安いホテルの泡風呂とか友達と行くたばこくさいカラオケルームのことを思い出した
それからここがもう好きだった人も友達にも届かないしょうもない南国みたいな浮かれたラブホテルだったことも思い出して死にたくなったのに涙は出なくて悔しくてわざと大きい音を立ててドアを閉めて1人で部屋を出た
何もなかったように登校して、家に帰って数える余裕もなく瓶に残っていた薬を全部を飲んだ
しばらくして白くて苦い胃液が込み上げてきてふわふわしてそのまま寝た
起きたら薬品の味が口に残っていたからいっそふわふわしたまま死ねばよかったと思ったけどその日も何もない顔をして学校に行った
そういうわけでかとうまな20歳、今日も元気に死にたいです
いつか、本当に死にたいときあったんだよ〜って笑ってノート見返したいから明日も頑張って生き延びたい
少なくともノートを書き終えるまでは死ねないと言い聞かせて赤信号が青に変わるのを待っている。いま渡ってしまうわけにはいかない