たとえば明日とか

たとえば明日とか死ぬ

7月7日(土) 幸せなんて決めんな舌にぱちん夏の日

19時半に2科目試験を終え、ツイッターでなぜかDMをくれた人と渋谷の果実酒飲み放題のお店に行く

彼はしきりに自分の顔がキモいと言い、バイト先で客への対応をしなくて良いと言われているのは本当松なんですと言い出すのであまりにおかしくて大笑いしてしまった

童貞だということを終始気にしていたけど、彼はとても話のわかる人だったし不潔でも、気にするほどのブスでもなかったし汗臭くもなかったので、口には出さなかったものの、それだけでその辺の話のつまらない汗臭い自称ヤリチンよりずっといいのにと思った

また絶対に本当松の話を聞かせてくださいねと無理やり約束をして22時40分ごろ別れる

タイミング良くノーセックスさん(3)からさく飲みする?とラインが来たので、しばらくたばこを吸って本を読みながら最寄り駅で彼を待った

12時過ぎに合流したものの、いつも行く居酒屋に飽きたと言うのでわたしの家の近くの川で飲むことにする

うちから駅は最寄りとは思えぬほど遠いので25分ほどだらだらここ2週間ほどの話しをしながら歩いてようやく川に着く

ここでトイレしていい?と言うので、露出狂だと思われますよと返すとだいたいこういうのは、先輩やめてくださいよもう〜と隣で女の子が言っていれば大丈夫だとか言い出すので、しばらく先輩やめてくださいよごっこをして笑った

結局しっかりコンビニでトイレに行き、ハイボールとぶどうサワーを買って川に戻った

乱行パーティーがきつすぎて泣きながら帰ったことや、実はその日の昼も3Pしていたことなどを一気に話して、業深いなあ〜とくつくつ笑う

この人がいなかったらこんなに楽観的にセックスしていられなかっただろうと思ったらすごく救われた気がした

しばらく2人で橋の下で寝転がって、鉄骨しか見えねえな!でも嫌いじゃない!と言い合う

不意に彼が誰にも幸せの定義なんて決める権利はないのになと言うので、私たちを不幸にしたがる世間一般なんてクソだクソとやけになって思った

気づくと2時を回っていたので、俺はここで酒を飲むというノーセックスさん(3)を置いて家に帰って電源切れみたいに寝た

7時10分に起きてぶれた二重の線をこすりながら学校に行く準備をする

前日からなんとなく今日舌ピアスを開けようと決めていたので少し高揚した気分で電車に乗って、そのままふわふわした気持ちで授業を4限受け切った

ホメオスタシスとか放熱とか、負の罰とか先生たちが一生懸命説明していたことも、舌切るやつとかやったら絶交するから!と言うカナちゃんの小言も、全部右から左に流れて、ぱちんと舌にピアスを開けた

おや、思ったより舌が回らないと思った時にはもう遅く、たちつてとが言えなくなった

まあ仕方ないかとバイトに向かい、顔なじみになったお客さんに早口言葉を言わされるなどして遊ばれる

2時頃、やっとたばこかと携帯を開くと、セフレの1人から彼女ができたからライン消すねごめんと連絡が来ていた

そうか彼はわたしを捨てられたんだとなぜか嬉しかった

とりあえず沼から上がって行ったのだ

自分が切られた悲しさは驚くほどなかった

純粋に幸せになればいいとまっすぐ思った

よかったですと1人で呟いたらよかったの、よ、も発音できなくておかしくて、同時にセフレなんてやっぱりくだらないとも思って火を消して、騒がしいフロアに戻った

そのまま回らない舌で5時まで働いてお客さんからいただいたスイカを食べて家に帰った

久しぶりのスイカは夏の味がした

なぜかまた薬をたくさん飲んで死んだように寝た

起きたら17時で、母親の夢を見ていたことを思い出した。早く殺してよと泣きわめいてまた寝た

19時過ぎにアラームで起きて、さっき泣いたことを思い出してメンヘラ始まってんなあと思って、まだ舌が回らないことが面白くて1人でしばらく笑った

すぎた七夕に、好きだった人がずっと笑っていますようにとドラマチックすぎることを願ってふわふわしたままバイトに行った

 

なんだか最近全ての話のオチがODになっている気がするがまあ元気にやっています

明日は1限、コミュニケーション能力開発を受けて緊縛の練習会に行く

さあ頑張って生きろまなちゃん