理由はとくにない
強いて言うなら好きだから結婚した
1月30日午前7時、わたしと酔った松田はお風呂にぶくぶく浸かっていた
いつも通り、結婚しようよと言うと、いいよ今日しようと言うので、いけるの?いけるよ!とそれもまたいつも通り繰り返していたのだが、なんとなくどんどん真実味のある空気感になっていって、最終的に酔い覚めたという松田に本当にいいの?と聞かれたのでいいよ!と答えた
先にシャワーを浴びて出るとお風呂からうわあ!結婚するのお!イェー!えー!と叫び声が聞こえたが無視して黙々と婚姻届に必要な書類を調べ、やっと出てきて友達に保証人を頼む松田を横目にわたしも先輩に電話をかけた
おめでとういつするの?デキ婚?と聞く寝ぼけた出勤前の先輩に、違いますデキ婚じゃないです!そして今日です!今日印鑑ください!とゴネて予約を取り付け電話を切ると松田が泣いていた
あまりにぽろぽろ泣くのでなんだか笑ってしまった
準備をして区役所に行って婚姻届をもらって、それぞれの地元に帰って戸籍謄本を取って、それから先輩と松田の友人それぞれにサインをもらいに行った
松田曰くずっと先輩は目の前で店員が食器を落とした時の客の顔をしていたらしいが(どういう顔)松田の友人も同じような顔をしていた
それから渋谷に行って自分たちで叩いて作れという乱暴な指輪を買って、受付時間を10分過ぎた区役所で死んだ目をした職員の夜間受付を済ませ、無事婚姻届を提出した
そういうわけで松田になりました
厳密にいうと明日区役所からの電話が来なければ松田になっているのだけど
結婚が決まったら意外とごねごねごねごねプレ花嫁とかやるんだろうなと思っていたけど全く予想していないタイミングで突然の入籍をしてしまった
悩んで誰かに相談する隙すらなかった
どうせずっと一緒にいると思ったから結婚した
だから絶対これからしあわせになるんだ!
死ななくてよかったなあ
ところで下のやつ去年の春書いたブログなんだけど、もう松田じゃん、A君松田じゃん