たとえば明日とか

たとえば明日とか死ぬ

ずっとおかえりを探してる

ずっとおかえりを探してる

物心ついたときにはただいまと帰ってきても誰もいなかった

誰もいないドアをあけて、誰?おまえ誰?なになに警報鳴らしていい?とわめくセコムを黙らせてから2時間くらい本を読んでいると大きなため息とともに母親が帰ってきて、何かしらで彼女の導線に火がつき、まなはうちの子じゃない出て行けが始まる

時にはベランダで、時にはドアの外で、ごめんなさいちゃんとするからと泣きわめいては、ちゃんとするからのちゃんとって何?と繰り返し怒鳴られてはまた泣いて、泣き疲れたころやっとご飯になる

そういう具合の悪い毎日をなんとかやり過ごして中学生になると、なんでお前帰ってきてるんだよここはお前の家じゃないと怒鳴る弟が待っているようになった

母は相変わらず疲れた顔で帰ってきて、出て行けと、大事だから怒るの、を繰り返していた

おかえりを言うのは時々機嫌の良い母親と、月の4分の1も家にいない父だけだった

初めて正しいおかえりをくれたのは高校生になってから付き合った年上の彼氏と、そのあと同棲していた元婚約者だけだったけど、どちらもなくしてしまった

現状おかえりを言う人はいないから当然ただいまと言う習慣もなくなった

昨日ふと思いついて猫にただいまと言ったらエサくれやというドスのきいたにゃーんが返ってきたのでもう2度と言ってやるもんかと決めて毛布にくるまっている

いつか毎日ただいまおかえりとおやすみを言って寝られる日を手にしてやるんだと言い聞かせながら今日も眠るんだと思う

おやすみ

 

 

 

死にたい(けど絶対死にたくないから困ってる)

死にたい死にたいとほざいてお前は一体いつ死ぬんですかという話だが死なねえよバーカ!!!

わたしには死ねない理由がある

結構たくさんある、思いのほかある

まず第一にこんなにも可愛くて賢いこのわたしがなんかわかんないけどずっと死にたいという理由しかないのに死ぬなんてもったいないことはできない

次にこれから1ヶ月以内にY-3などを着こなす高良健吾似の彼氏を作って超絶幸せになっちゃうので(アテはない)死ぬわけにはいかない

さらにその後高良健吾似と破局したりして悲しくなったりもするが最終的に3年後看護師資格を取り、その2年後には完璧じゃないけど大好きなA君(前に書いた、今日ご飯どうする?を読め)と結婚し、たまに喧嘩しつつのんびりとした結婚生活を営み、セックスをしまくって若さを無価値にしたしいろんなものを消耗したりメンヘラしたりしたけどこの人生でよかった〜というクソみたいな小説を書いて一山当てる予定なのでいま死ぬのは嫌なのよ

あと最後に、友達全員の結婚式に出たいし馬鹿みたいにブーケを取りに走ったりしたいのだ

わかった?ねえわかった???????????

だから死なねえよ?!?!???!!????!!きっとこれからまたODもするし手首を切ったりもするかもしれないし間違いなく死にたいと言い続けるだろうが死にたくない

死にたい(けど絶対死にたくないから困ってる)なのだ

わかったら温かい目でこのメンヘラを見守って?!本当に死んだらよくやった!と笑ってくれて構わないし死ななかったらお前つまんねえなとそれも笑ってくれていい

とりあえず死なないように頑張るから見守れ!いいな!見守れよ!!!じゃあ所持金600円だけどマックのポテト食べてバイト行ってくるからね!!!!じゃあね!!!!

手首切らずにラムネ食べたいこれから

昨日生まれてはじめて手首を切った

え〜〜なんで〜〜???

いやいま自分の煽りにびっくりするくらい腹立ったんだけどなんなの💢💢💢💢💢💢

特に理由はない

生きてる感じがほしい的なメンヘラ的な理由もないし血を見たいとかそういうサイコパスみたいなこともない

縛られて肉を食べて帰ってきて、もはや毎日恒例になってしまったODをしていたら、まなちゃん自分のこと傷つけちゃだめだよというもはや誰に言われたのかもわからない台詞がフラッシュバックして、自分を傷つけなければいけないという強迫観念みたいなものが目の前に一気に現れた気がした

冷静な判断力などとうの昔にないので、もうその瞬間、目の前にあった剃刀を手に取って手首をざりざり切っていた

ちなみにざりざりってなんだよと思うかもしれないが健康な肌を切るとざりざり言うんだなあ(みつを)

血がだらだら垂れてきてはっとして手首を切ってしまった自分にただただ驚いた

しかしまあ今まで手首が綺麗なのが不思議なくらいだと言われてきたので、何はなくともいずれこうなっていただろうなあとなんとなく他人事のように思った

血は垂れ続けて赤すぎて目が痛くなってきて涙が出た

しばらくぐずぐず泣きながらトイレにこもってツイッターにひたすら死にたい死にたいとメンヘラのテンプレのようなことを書いていると、友人パピコから電話がかかってきた

パピコは開口一番、またお薬食べすぎたでしょー!と言った

バレてるゥ!

もうお薬食べすぎるのやめなよ体に悪いもんと正論すぎる正論をかましてくるパピコ。頭の回らないわたしはなぜか追い討ちをかけるように、さっき手首切っちゃった!と元気にしっかりと報告し、クソメンヘラだな!ダサいからやめよ!としっかり叱られた。

だよねえダサいよねえ〜とぐずぐず泣いていたら眠くなったので、えーんもう寝るう〜と言って電話を切った(最後まで面倒くさい女)

そのまま目をつぶっていると夢なのか想像なのかわからない映像が流れて、たぶん知らぬ間に本当に眠りに落ちて、次に目を開けたら14時だった

目の周りもまつげも涙のあとでガサガサで、手首には乾いた血がこびりついていた

うわあ本当に切っちゃったんだなあとまた他人事みたいに思って絆創膏を貼って元気に学校に行ってテストを受けた

シャワーを浴びるとしみるし血はそんなに好きじゃないのでもう切ったりしないと思う

それからパピコにお薬食べすぎていないでラムネでもパリパリ齧れと言われたのでODもしない。

なんだかメンヘラ本番始まってしまった気もするがなんとか明日も生きるぞ!頑張れまなちゃん

あ、パピコに頑張るなって言われたの忘れてた、頑張るなほどほどにうまくやれまなちゃん!

 

 

7月7日(土) 幸せなんて決めんな舌にぱちん夏の日

19時半に2科目試験を終え、ツイッターでなぜかDMをくれた人と渋谷の果実酒飲み放題のお店に行く

彼はしきりに自分の顔がキモいと言い、バイト先で客への対応をしなくて良いと言われているのは本当松なんですと言い出すのであまりにおかしくて大笑いしてしまった

童貞だということを終始気にしていたけど、彼はとても話のわかる人だったし不潔でも、気にするほどのブスでもなかったし汗臭くもなかったので、口には出さなかったものの、それだけでその辺の話のつまらない汗臭い自称ヤリチンよりずっといいのにと思った

また絶対に本当松の話を聞かせてくださいねと無理やり約束をして22時40分ごろ別れる

タイミング良くノーセックスさん(3)からさく飲みする?とラインが来たので、しばらくたばこを吸って本を読みながら最寄り駅で彼を待った

12時過ぎに合流したものの、いつも行く居酒屋に飽きたと言うのでわたしの家の近くの川で飲むことにする

うちから駅は最寄りとは思えぬほど遠いので25分ほどだらだらここ2週間ほどの話しをしながら歩いてようやく川に着く

ここでトイレしていい?と言うので、露出狂だと思われますよと返すとだいたいこういうのは、先輩やめてくださいよもう〜と隣で女の子が言っていれば大丈夫だとか言い出すので、しばらく先輩やめてくださいよごっこをして笑った

結局しっかりコンビニでトイレに行き、ハイボールとぶどうサワーを買って川に戻った

乱行パーティーがきつすぎて泣きながら帰ったことや、実はその日の昼も3Pしていたことなどを一気に話して、業深いなあ〜とくつくつ笑う

この人がいなかったらこんなに楽観的にセックスしていられなかっただろうと思ったらすごく救われた気がした

しばらく2人で橋の下で寝転がって、鉄骨しか見えねえな!でも嫌いじゃない!と言い合う

不意に彼が誰にも幸せの定義なんて決める権利はないのになと言うので、私たちを不幸にしたがる世間一般なんてクソだクソとやけになって思った

気づくと2時を回っていたので、俺はここで酒を飲むというノーセックスさん(3)を置いて家に帰って電源切れみたいに寝た

7時10分に起きてぶれた二重の線をこすりながら学校に行く準備をする

前日からなんとなく今日舌ピアスを開けようと決めていたので少し高揚した気分で電車に乗って、そのままふわふわした気持ちで授業を4限受け切った

ホメオスタシスとか放熱とか、負の罰とか先生たちが一生懸命説明していたことも、舌切るやつとかやったら絶交するから!と言うカナちゃんの小言も、全部右から左に流れて、ぱちんと舌にピアスを開けた

おや、思ったより舌が回らないと思った時にはもう遅く、たちつてとが言えなくなった

まあ仕方ないかとバイトに向かい、顔なじみになったお客さんに早口言葉を言わされるなどして遊ばれる

2時頃、やっとたばこかと携帯を開くと、セフレの1人から彼女ができたからライン消すねごめんと連絡が来ていた

そうか彼はわたしを捨てられたんだとなぜか嬉しかった

とりあえず沼から上がって行ったのだ

自分が切られた悲しさは驚くほどなかった

純粋に幸せになればいいとまっすぐ思った

よかったですと1人で呟いたらよかったの、よ、も発音できなくておかしくて、同時にセフレなんてやっぱりくだらないとも思って火を消して、騒がしいフロアに戻った

そのまま回らない舌で5時まで働いてお客さんからいただいたスイカを食べて家に帰った

久しぶりのスイカは夏の味がした

なぜかまた薬をたくさん飲んで死んだように寝た

起きたら17時で、母親の夢を見ていたことを思い出した。早く殺してよと泣きわめいてまた寝た

19時過ぎにアラームで起きて、さっき泣いたことを思い出してメンヘラ始まってんなあと思って、まだ舌が回らないことが面白くて1人でしばらく笑った

すぎた七夕に、好きだった人がずっと笑っていますようにとドラマチックすぎることを願ってふわふわしたままバイトに行った

 

なんだか最近全ての話のオチがODになっている気がするがまあ元気にやっています

明日は1限、コミュニケーション能力開発を受けて緊縛の練習会に行く

さあ頑張って生きろまなちゃん

 

 

パーティー向きじゃないみたい地獄の乱行

乱行パーティーに行ってきた

ハプニングがおこるバーで働き始めたため、自店も他店も行けなくなってしまったので誘われた時はありがてえと思い腹パンマンと行ってきたんだけどクソですね?!

7月2日午後20時半、某駅ドンキホーテ前。ゴムを買っておけと指示するだけして(仮にも)女の子にゴムを買わせた挙句、当然のように遅れて現れる腹パンマン。

久しぶりに会ったけど、なんかだかダビデ像みたいな外見になっていた

相変わらずブスやなあ、うるさいから早く死んでくださいといつものように言い合い、主催者のカップル男性と待ち合わせたカフェに行く。

彼らとは一度スワッピングをしたので、お久しぶりですと挨拶をしつつ歩いているとレンタルルーム的なセックスマンションのようなところに着いた

エレベーターのボタンに鍵がついていて、自分が鍵を持っている階にしか行けないようになっていた。なるほどセックスマンションかどうもお疲れ様ですと思い部屋のドアを開けた

1番上の階だったのだが、メゾネット式になっていて下のリビングにベッドが2つ、上の寝室に1つ、寝室からは屋上にも出られるようになっていた。

リビングには私たちを含めカップル4組と単独の男性が5人ほどいた

はじめにパッと見たとき思ったのは、男全員服ダサ。

ええ〜〜そこ〜〜?!?!

だってだっせーんだもん。クソダサいよ。なんか蛍光緑と白のチェックシャツとか、セーラー服みたいな形したシャツとか、意味わかんないでしょ。1番ダサい格好で来たやつ優勝選手権の会場かと思ったわ。あとブス。御多分に漏れず全員ブス。

この時点で誰ともセックスしたくないと思ったが、腹パンマンもいるしまあ来てしまったからには仕方ない目を瞑ってでもやろうと覚悟を決めたが、甘かったよ……甘かった……

しばらく話していると、イキりジジイみたいな男が縄をすると言う

この前バーの先輩のモデルとして縄の練習会に行って来たので、縄やるのか〜いいな〜と眺めていたらなんかすげえ下手なんですよ。全くの素人だが素人でわかるほど下手。すげえ下手。ところどころでよじくれているし後ろも汚ねえしそれでものすごいドヤ顔してんの、びっくりしたよ!!!!!!そんなドヤ顔のまま20年やってっからとか言い出すのでますますびっくりして、あははははと言ってしまった

そしてそんな縄に縛られた主催カップルの女の子が欲情しだしたので、汁男優をやるほどちんこがでかいというアントニオ猪木に似たブスが挿入する流れになった

が、ここでも出て来やがった地獄の縄ジジイ。縄ジジイのパートナーであるクソババア(もはや悪口)と主催彼女が男優猪木にダブルフェラをしていたのだが、このアングルでこう!胸はこう!顔上げて!ほら!と永遠に撮影の指導をしているのである

どうでもよ………いやわかる寝取られとか彼女が別の人に何かをしてるのが好きで撮影する人がいるのもわかる、でも長えよ指導てめえは監督か?!監督気取りか?黙れ!と思っていたらやっとセックスが始まった

でかいちんこも彼女の喘ぎ声も眺めていてまるでバイトをしている時のようでした(?)

もうエロい何を見てもバイト中みたいだなあとしか思えなくなってきた今日この頃、悲しいですねえ

しばらくセックスを眺め他のカップルと会話をし、屋上にたばこを吸いに行った

この時点で悟る。これは合わない。ハプバーなら腐るほど男性がいるし、この先知り合うことはないので合わない人は避けても問題はないけれど、これは小さなコミュニティなので、私が嫌な人に嫌な態度を取れば誰かに迷惑がかかる

帰りてえ〜〜!しかしまあ腹パンマンもいるしうまいことやれるだろうと屋上でも彼のペットに徹底しつつ、カップルと単独男性(SMメガネ)、わたしたちの5人で話した

そのカップルの彼氏もSMメガネも殴るのが好きなタイプだったので割と和やかに殴りの話ができた

しかしこのSMメガネ、既婚者なのである

いやまあこういう界隈、もちろん既婚者もいるのよわかるよお店にも来る事あるし。でもパーティーってどうなのよと思うんですよ

連絡先交換できてしまうし、そこで性癖が合う人がいたらセフレになってしまうことだってあるわけで、それって良いのか?奥さんに対する筋は通っているのか?

とまあ様々な疑問が渦を巻いてしまったので、腹パンマンの膝の上でしばらく黙って話だけを聞いた

するとSMメガネが主催者彼女とセックスをするというので、わたしたちカップル2組だけが残された

と思ったら現れるクソ縄ジジイ。ざけんな💢💢💢💢💢💢💢来んな💢💢

永遠にナンネット(エロ掲示板みたいなやつ)が昔は良かったとか俺はハプバーならだいたい全部行ったよとか、この界隈の長感をバリバリ出してくるのでウザいですねと目で会話して腹パンマンと席を立つ

この時点で11時40分くらい、もう死ぬほど帰りたかった。絶対に終電で帰ることを決め、腹パンマンと話をしていると先ほどの屋上カップルが寄ってきた

家、どこなの?車で送っていくよ!

お!!!!い!!!!!!!!!てめえ!!!!!!!帰りてえ、、、、お家に帰りてえのよ、、、、、

ほんまですかー!ありがとうございます!まなはうちに泊まったらいいやん!と乗り気の腹パンマン。てめえも死ねと思った

いやでも私明日病院ですし……と気まずい声で話していると、だれかが何の?と聞くので、ちょっと引いて帰らせて!と思い、精神科です!と元気に答えた

食いついてくるクソ縄ジジイの女、クソババア。え〜〜メンヘラなの〜〜?うるせえしねというのは飲み込んで、んーそうなんですかねえ〜と返す

おそらくこのクソババア、腹パンマンがタイプで、そんな彼と来ているよくわかんないけどぼんやりとした鈍そうな私が嫌いなのだと思った

その後も彼氏がいないことを腹パンマンがバラし、そんなメンヘラと付き合いたくないでしょ誰もー!などとババアに暴言を吐かれたのでもう本当に帰りたくなり、近所のノーセックスさんと飲もうと決め、やっぱり自分の家に帰りたいし電車で帰りましょうと伝えた。は?なんで?男?まあとりあえず座ろうや!最悪タク代渡すしと言い出しソファに戻されたので、とりあえず屋上カップルの隣に座った。(意志が弱い)

ここでしっかり帰ればよかったものを…とほぼ24時間経った今でも後悔している

またしばらく4人で話していたが、しばらくすると上で主催彼女とセックスしていた単独男性(眉毛が太い)が戻ってきた

そこからわたしだけが脱がされ、なぜかカップル2人と腹パンマン、眉毛が太いに責められる

え〜〜おごと〜〜!!!!てかほんと眉毛太い〜〜!!!!!どんだけ〜〜!!!とIKKOモードで思いながらとりあえず眉毛が太いのちんこを舐める

乳首を割り箸で挟まれるなどしていたが、我に返り挿入してもらった。長いのに硬くなくて微妙中の微妙。腹パンマンは横でカップルの男性とちんこの写真を撮っているし、眉毛太いは汗がすごいし軽く地獄だった

しばらくしてやっと眉毛太いがイッてくれたのでよし解放された!帰ろう!地獄だここは!と思っていると現れる別の単独男性。(タトゥーがダサい)(ちなみにこいつも既婚者な上に不倫をしている)

本当にタトゥーがダサすぎて会話すらしたくなかったので、ちょ、たば、、、たばこ、、、と苦しい言い訳をして逃げた

屋上で寝転がって、腹パンマンに頭踏んでくださいよ〜〜と言うと、なぜか屋上カップルの男性が頭を踏みに来た。てめえじゃねえ!!!!💢💢💢💢💢断りきれずに頭を踏まれているとさらにSMメガネがやって来て頭をゴリゴリ踏み出した。だからてめえじゃねえんだって💢💢💢💢💢💢

そ、そろそろ下行こうかなあ、、、とまた苦しい言い訳をしてお手洗いに寄りリビングに戻る。

と同時にSMメガネが戻ってきて、わたしの手を引っ張ってベッドに連れていかれた

え〜〜!!!!待って〜〜〜!!!!いやあの確かに殴られたりするのは好きよ、でもそれは腹パンマンとか他の元から知っている人から殴られるのが好きなだけで全く知らない今日会った人に殴られても意味ないんですよ、、、、、、説明してなかったけど、、、、という暇もなくとりあえず殴られる

俺はTinderしてるんで、と言って離れたソファに行く腹パンマン。え、マジで?もう全く意味がわからなかった。断る隙もなく殴られたり叩かれたりして結局4人くらいの男性に囲まれてしまった。その中には男優猪木もいたのでもう無理帰りたーーーーーい!!!!!!!と思ったがそんな時に目で会話できる腹パンマンは遠いソファで顔も見えない距離におり、もう全てを諦めた

そして挿入を始める男優猪木。はいもう無理……キモいキモいキモい。彼にもビンタされたり(元気ですかー!とは聞かれていない)、つねられたりしたがもはやキモいしか考えられなかった。そして俺以外に殴られて喘ぐなよと言ってくるSMメガネ。おめえに殴られて喘いでいるのも演技だよ💢💢💢💢💢💢痛えなバカ💢💢💢💢

運の悪いことに消え切らなかった太ももの痣を見つけられ、誰に付けられたんだよと聞いてくるSMメガネ。本気で誰に付けられたか忘れたのでわかりましぇーんと言うと、ふざけんな💢と言い上から痣を殴られた。痛えよ!!!!!!!!こちらの台詞だわ!!!!ざけんな!!!?!!?!?!

そして一度もこちらに気を使う様子もなく、相変わらず遠いところで主催彼女にフェラチオをされている腹パンマン。もう本物の地獄の方がまだマシなのではないかと思った

泣きそうになったけど空気を壊してはいけないと思い、必死で我慢しているとやっと男優猪木がフィニッシュしてくれたので、もう空気もクソもなくすみません!人を待たせているので(いないけど)帰ります!と言い、あっけに取られる腹パンマンともSMメガネとも眉毛太いとも目を合わせずにぱっぱと服を着た

腹パンマンも主催カップルも帰ったらラインをブロックしようと決めていたのでもう誰に何を思われ空気を壊そうがどうでもよかった

そうしているとみんな帰ると言い出したので、もう泣きたいし早く準備しろよと内心ブチギレながら思う

は〜〜死ね!きっかりタク代3000円を借りてセックスマンションを出た

みんなの後ろを歩きながらキレる腹パンマン。

なんで空気読まんの?自分で断れない?いやこの場で泣き出さないだけましだし、急に手を引っ張られてさも嬉しいでしょという感じで殴られて断れると思います?もう言いたいことが死ぬほどあったが何か言ったら泣きそうだったのでごめんなさいとだけ返してすみません眠気ピークで!と言って前の人たちと笑った

じゃあわたしコンビニ寄って行くので、とにこにこしてさよならしたら腹パンマンがキレていた

こちらも限界だったので知るかボケカス死ね!!と無視してオレンジジュースを買ってコンビニを出たらもう腹パンマンはいなかった

タクシーを拾って元彼氏に電話をかけてグズグズ泣くと、帰ってゆっくり寝ろと言われた。

電話を切って持ち合わせていたハプロンを一気に半分くらいアホみたいに飲んだ。回らなくなりつつある頭で適当に文を考えてもう会うのやめましょうと腹パンマンに送ってブロックした

意味がわからないブスに触られ、ブスの汗がついた服を着ている自分が気持ち悪くてもうこのまま死んだ方がいいのでは???!!と思ってひたすら変な汗をかいた

本気で首を吊りそうだったので家についてすぐ睡眠剤を飲んで、また薬品味のゲロを吐いて気づいたら寝ていた

目覚め悪すぎる朝……もう無理ィ!!!!!!!!!!

まあとりあえず今回学んだこととしては、自分の性癖を100%理解してくれ、相当近い癖を持っている人と行かないと乱行パーティーにしろ何にしろ楽しくないこと(今更)、そしてハプロンをたくさん飲むと死ぬほど眠くて所構わずアホのように口を開けて寝てしまうこと

そういうわけでもう二度と乱行パーティーには行かないと思うし、知らない人につけられた痣ほど不快なものはないなとSMメガネに殴られた足の痣を見て反省している

いやまあ正直主催のカップルもSMメガネもなにも悪くない、わたしたちが互いの性癖をわかっていなかったのが1番悪いから余計にキツい

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なにこの鬱エンド?笑うしかねえな!!!!!!!草!!!!大草原!!!!!!アマゾン????!!!?????!?

神様だった人のはなし1

わたしは無宗教である

だからイエス・キリストブッダもわたしを救ったりしない

唯一わたしを救った神様はくたびれた合皮の靴を履いた20歳の大学生だった

そんな神様の話をしようと思う

 

彼と出会ったのは中学3年生の夏だった

もう6年も前になる。化学方程式に苦戦していた休み時間、担当の先生のピンチヒッターとして駆り出されたのがその人だった

N先生としておく

彼は顔を赤くしてこちらが心配になるくらい汗をかいて震える声で一気に説明した。

わかりましたかと聞いたその顔があまりにも困っていたので、なんとなくわかりましたと答えるとよかった!と言って鼻をくしゃくしゃにして笑った

なんだかよくわからないけれど、その顔を見た瞬間に先生のことが好きになってしまった

そうしてわたしはN先生の授業を受けるためだけに数学を取った

しばらく2対1で先生の授業を受けているうちに、先生が地元の国立大学の1年生で、1浪して今年入学したこと、物理の話をするときだけ目を合わせてくれることを知った

学校にも家にも居場所のなかった中学3年生のわたしにとって、週1回の授業は唯一の救いで、近いのか遠いのかもわからない物理の話をする先生の隣だけが居心地の良い場所だった

先生を介して塾に友達もできて、どんどん塾にいる時間が増えた

いつのまにか3年生の夏は終わって、先生はだんだん物理の話をするとき以外も目を合わせてくれるようになった。

 秋頃から寝る前にひどく手首を引っ掻いてしまう癖がついて、わたしの手首はずっとぐちゃぐちゃだった

家にいたくなくて泣きながら塾に行った時も、先生は赤い目にもぐちゃぐちゃの手首にも触れずに超ひも理論の話をしていた

帰り際に先生は突然、どうしても辛い時は××のバス停においで、とちょっとふざけたように言った

それからはどんなに家で嫌なことがあってもあのバス停に行けば先生に会えると言い聞かせて、勝手に救われたような気がしていた

夏とおんなじ速さで秋も終わって夏のはじめよりずっと先生のこと好きだった

寒くなってきてどんどん受験勉強は厳しくなった

どうしても数学ができないわたしに先生はフェルマーの話をした

人のロマンが詰まった話!安い言葉だが感動して数学が好きになった。定理や公式は無機質じゃないんだという感動をいまだに覚えているし、当時先生に教えてもらった、飲茶さんの「哲学的ななにか、あと数学とか」という本は今でも本棚にある

その本と交換に無理やり島本理生の「ナラタージュ」を貸した

かえってきた本と袋はそのあと4年間捨てられなかった。

そうしてなんとか志望校に合格した16歳の誕生日、先生は本当に嬉しそうにしおりをくれた

クローバーの刺繍がついたしおりだった

ずっとナラタージュに挟んでおいたのにいつのまにかなくなった。多分捨てたんだろうと思う

しかし受験期を抜け、もうすぐ塾をやめるという時にも誰も触れない手首は相変わらずぐちゃくちゃのままだった

やめる1週間くらい前のまだ寒いとき、先生は突然、かとうさんリストカットしてるんですか?と聞いた

どうしてですかとしか答えられなかったけど、ちらりと目に入った先生の顔は化学方程式の日よりずっとこわばっていて、きっとこの人はいま相当な力を振り絞って聞いてくれたんだろうと思った

だから理由は言えなかったけど、もうこの人にこんな顔をさせるのはやめようと決めた

結局連絡先も聞けず、当然ながら好きだとも言えずに塾をやめてわたしは高校生になった

当時、さよなら大好きだったよという曲をよく聞いていたことを今も春になると思い出す

「ずっと遥か向こうきらめく世界に君がいた」というフレーズを繰り返していた

家で嫌なことがあるたびに先生のことを考えた

物理の話をする横顔にいつだって会いたかった

先生に会えない高校生活は1mmも楽しくなかったからずっと出せない手紙を書いた

先生お元気ですかと書き始めると、先生が隣にいるような気がした

赤だから待つよまだ死ねない

先週からエンディングノートなるものを書き始めた

ふと思いついて死んでしまった時にも後悔しないように書こうと思った

退屈な授業の合間に書き進める。延命措置が必要となった場合のこと、臓器提供について、父や母、友人への手紙

書いているとどんどん死ぬのが近い気がしてくる

これを書き終えてしまったら死ぬのではないか、呪いのノートである

最近、記憶力が落ち、睡眠導入剤を飲まないと寝られず、文を書いても支離滅裂になってしまう

え〜〜〜〜死ぬの?

いやマジで死ぬんですよ

現在の自分のメンタルがとっても怖い

こないだ殴られてはじめて泣いた

ドMなのでこれまでもまあまあボコボコ殴られていたのだが、泣いたことは今まで一度もなかった

そんなに強く殴られたわけでも何か言われたわけでもないのに気づいたら涙が止まらずひたすら謝りながら殴られ続けた

まなちゃん自分を傷つけたりしちゃだめだよと言われ首を絞められたが全く意味がわからずこのまま殺してくれないかなあとぼんやり思った

結局体に少しあざができて男の体重がかかったぶんの鎖骨が痛むだけで彼もセックスもわたしを殺してくれなかった

仕事を残してきたから先に出るという人を笑顔で見送ってから不意に、いつか好きな人と入った休憩3000円の安いホテルの泡風呂とか友達と行くたばこくさいカラオケルームのことを思い出した

それからここがもう好きだった人も友達にも届かないしょうもない南国みたいな浮かれたラブホテルだったことも思い出して死にたくなったのに涙は出なくて悔しくてわざと大きい音を立ててドアを閉めて1人で部屋を出た

何もなかったように登校して、家に帰って数える余裕もなく瓶に残っていた薬を全部を飲んだ

しばらくして白くて苦い胃液が込み上げてきてふわふわしてそのまま寝た

起きたら薬品の味が口に残っていたからいっそふわふわしたまま死ねばよかったと思ったけどその日も何もない顔をして学校に行った

そういうわけでかとうまな20歳、今日も元気に死にたいです

いつか、本当に死にたいときあったんだよ〜って笑ってノート見返したいから明日も頑張って生き延びたい

少なくともノートを書き終えるまでは死ねないと言い聞かせて赤信号が青に変わるのを待っている。いま渡ってしまうわけにはいかない