たとえば明日とか

たとえば明日とか死ぬ

首吊りロマンチック

わたしという人間の最も素晴らしい部分は行動力であると思う

さて、3日前の深夜わたしはスカイツリーを見ながらブルーノの電気コードで首を吊っていた

そして夕方、不動産屋に行き新居を決めて申し込みを済ませ夜には友人サキコと相席屋にいた。

舐めないで欲しい(何を?)

同棲して4ヶ月弱でまた引っ越しとは夢にも思っていなかったよ!!!!!!!好きな人ができたから別れて欲しいということだったのだが、問題はそんなことではない。好きな人のことがいかに好きか、わたしのことをもういかに大事に思っていないかということをそれはもう凄まじい勢いで語られ、気絶するかと思った

こんなにも人格を否定され、付き合った時から浮気しかしていなかった男と別れた後に一体誰を信用して生きていけるのだろうと思ったので首を吊っていたのである

しかし問題はその首吊りの前だ。わたしはついにせんせいに電話をしてしまった。1年ぶりに連絡を取ってしまった。もう一生連絡をすることはないとかほざいていたのに!でも本当に死ぬつもりだったのだから許して欲しいとは思う

最後に好きな人の声が聞きたかった。本当にそれだけだった。それすら求めてはいけないこともわかっているが、どうしてもだめだった

ずいぶん久しぶりに聞いたせんせいの声も話し方も何もかもが変わっていなくてやっぱりわたしはこの人のことがずっとすきだと思った

ところでその電話で判明したのだが、せんせいはどうやらわたしのブログを定期的に読んでいたらしい。今冷静な状態で考えると死ぬほど具合が悪くなる。わたしのこのクソキモポエムがせんせいの水晶体や角膜を通して脳に伝わっていたかと思うと震えが止まらない。というかこのブログすら読まれる可能性はあるのだが、せんせいが見ているから書かないということは到底できないしそんなことでわたしと文章は切れないので気にせず書く。

まあしかしせんせいはせんせいらしく生きていたら会えるとかそんな嘘は言わなかったので安心して死のうと思い、首を吊ったわけであった

結論から言うと、今死んでも誰も見つけてくれなくて臓器移植ができないと思ったからそこで死ぬのはやめたのだが、一旦落ち着いて携帯を眺めていたらせんせいからメッセージが来ていた。それはわたしがこの地獄をこえて生きていこうとするには十分すぎるくらいのメッセージで、一生生きていけると思った。

だから、速攻で家を決めて初期費用をふんだくり、いま生きているのである

これからもわたしは生きていけると思う。1人でも、誰かとでも、一緒にいなくてもせんせいと。

いつかこの部屋で暮らしていたことも、次の家で暮らしていたことも全部思い出になって、忘れていって、なんとなく幸せな人生だったと思う日まで生き延びようと改めて思った数日であった

そんなわけで愛を諦めるな!まなちゃん!