たとえば明日とか

たとえば明日とか死ぬ

ヤク中は夢を見る

ユニバーサルスタジオに行ってきた

1日で2回泣いた。ハリウッドドリームという絶叫製造機が怖すぎて1回

まずハリウッドドリームというのはユニバーサルスタジオの入り口付近であたかも子供も大歓迎みたいなカラフルな見た目で待ち構えているジェットコースターなのだが、激怖い。ディズニーランドになれていると一度大きく落ちれば終わりだろみたいなふうに思いがちなのだが、めちゃくちゃ落ちるしめちゃくちゃ高い。45秒ほどずっと落ち続けていた気がする。僕を信じてとかほざく夫に恨み節を吐きながらわたしは魂とともに落ちた。終わったあとに泣いた。これは泣いた〜みたいな話ではなく本当に涙を流したという話だ。非常に怖かった。ユニバーサルスタジオに行く予定のある方はぜひ気をつけてほしい。

それから夜に人が増えたハリーポッターエリアを練り歩きながら泣いた。こんなに毎日が楽しくて不安がなかったことなんてないから泣いた

楽しかった時は毎回言うようにしている、楽しいよありがとうという話をしながら泣いていた

前に元夫とスーパーにいたとき行きていてよかったと泣いたことがあったが、その時ともまた違う感情だったように思う。当時のわたしにはあまり人の感情を考えるとかそれまでの人生を知りたいという気持ちがなく、ただ自分が生きていてよかったと烏滸がましくも思っただけだったのだが、昨日は夫が生きていてくれてよかったとか、でも今、夫がわたしの隣にいることは彼の悲しさとか辛さの上にあって心の底からよかったとは思い切れない、みたいな複雑な感情も混じっていたように思う

ただどんなことが過去にあろうとも生きていくという意思をもって進む以上、それも含めてこれからを極力楽しく生きていくほかないのだと思っているから、今を楽しいと言って夫が隣にいてくれることに感謝して泣いたのだった

もちろんわたしのこれまでに毎日毎日が楽しくて辛いこともなくて不安もないみたいな日が本当になかったからというのもあるから、結局のところわたしが生きていてよかったとも思っているのだが、とにかくよかった。毎日楽しくて嬉しいことばかりでよかった。夫が目に見えて前よりたくさん笑ってくれることが嬉しい。これからは嬉しくて泣くことばかりだったらいい。しかしまあ二度とハリウッドドリームなどと舐めた名前の乗り物には乗らないように細心の注意を払って生活せねばと改めて認識した

なにがハリウッドでなにがドリームだったのか、薬物中毒者の夢みたいな乗り物だった。ここまで書いて思い出したが、そういえばあの浮遊感は処方の咳止め薬をODしたときの感覚と似ていた。設計者は確実に薬物中毒者であると確信して終わる。と思いきやここまで書いてまた気づいたが、ヤク中の作ったジェットコースターことハリウッドドリームの感覚を含めてなんならユニバーサルスタジオに行ったことも全て20歳くらいのわたしがOD中にみている幻覚だったらどうしよう、夫は存在するのだろうか、そもそもわたしは存在するのか!混乱の中、我思うゆえに我ありとデカルトが召喚され全てを解決してくれたのでした。めでたしめでたし。

しょうもなエンドになってしまった、またね